「夜明けに、月の手触りを」から、展

【「夜明けに、月の手触りを」から、展】はじまりから、その日までの軌跡

【お知らせ】『ここに、台本がある』松本編 -『夜明けに、月の手触りを』から、展-


『ここに、台本がある』松本編
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『夜明けに、月の手触りを』から、展-

 

転職を繰り返す派遣社員、アイドルにはまる保育士、

広告代理店で働くデキる女、遺伝子を研究する大学院生、

関西から上京した女芸人、いずれも二十代後半の女たち。

女たちは、東京の片隅ですれ違い、出会いが緩やかな引き金となって、

日々滲んでいた思いが溢れ出す。脳裏にめぐる女たちの言葉は、

旋回し、飛躍して加速し、ひとりでに深みへと駆けていく。

誰に問われたわけでもないけれど、“女として生きる”手触りに思いが至る、

ある、満月の夜。

(『夜明けに、月の手触りを』2013年上演パンフレットより)

 

『夜明けに、月の手触りを』は、30歳を目前にした手触りを残しておこうと、

2013年に当時26歳の女性が書いた戯曲(演劇の台本)です。

女性やジェンダーをめぐる言葉がめまぐるしく変化したこの10年。

「10年前の手触りを書き留めた言葉に、様々な人が触れてみると、
 今、どのような言葉が交わされるだろう?」という関心をもとに、

戯曲をきっかけに性別年齢問わず立場の違う人が集い、それぞれの言葉を聞き合う場を、上田市の犀の角をはじめ、様々な場所でひらいてきました。

 

企画者であり戯曲執筆者でもある藤原が居住する松本市での開催を検討していたところ、関係の皆様のご協力のもと、松本市の橋倉家住宅で開催させていただくことになりました。

年齢や性別、育ってきた地域や環境によって、感じることは様々です。
フィクションをきっかけに、それぞれの今やこれまでについて言葉を交わす機会になればと思っています。

 

藤原佳奈

 

 

『ここに、台本がある』松本編
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『夜明けに、月の手触りを』から、展-

 

2023年9月20日 (水) 13時~15時半
会 場:橋倉家住宅(松本市旭2-10-1)

橋倉家住宅 - 松本市ホームページ

参加費 無料・予約制

定 員  10名(先着順)

ご予約:yoakenitukinotezawariwo@gmail.com

お問い合わせ:070-4002-5458

主催:信州大学人文学部(地域とともに創る「学び合いの場」)
協力:松本市市役所文化財

 

橋倉家住宅(長野県宝) 江戸時代の武家住宅


ご予約いただいた皆様に、台本のデータを先にお渡しいたします。
当日紙の台本をお渡しいたしますが、できれば事前に台本を読んで来て参加いただけたら嬉しいです。

これまで、ほとんどの方が初めて演劇の台本に触れるという方々でした。
フィクションはきっかけにすぎませんので、知識も必要ありません。それぞれの身体が集い合わせて、じっくりお互いの言葉を聞くことに興味がある方、ご参加お待ちしています。

 

『夜明けに、月の手触りを』から、展 企画の記録ブログ

https://yoakenitukinotezawariwo.hatenablog.com/